新型コロナウイルス流行第6波はしばらく来ない:第5波が急速に収束した原因の推察から

最初にお断りしておきます。

ブログの内容は、ある事実に基づき、その内容を深く掘り下げるというスタイルで書いておりますが、

この内容は完全に私の推察の域を超えず、何かの事実を元に考察したものではありません。

 

皆さんがあまりに新型コロナウイルス流行の第6波を恐れて暗い雰囲気が漂っているので、

少しでも明るい話題を提供したいという思いで書いてみました。

 

「一個人の想像の話なんて聞きたくないよ。」という方は、ここで回れ右。

違うことに時間を使いましょう。

 

「あー、この先生はこう考えているんだ・・」

ぐらいの感じで受け取って下さいね。

 

以上、ご理解いただける方は読み進めて下さい!

 

 

==========<ここから本文>==========

読み進めてくれてありがとうございます!

 

それでは早速、なぜ第6波はしばらく来ないと考えているのか書いていきます。

なぞそう考えるのかは、第5波の収束の仕方を見て、私なりにその理由を推察したことによります。

 

第5波が急速に収束した理由を新型コロナウイルス感染症対策専門委員会は次のように述べました。

  1. 夜間の人出が減少
  2. マスク着用など感染対策が定着
  3. 医療ひっ迫などの情報で感染リスクが高い行動を回避
  4. ワクチン接種の進展

これらの理由のうち、1-3は仮説に過ぎず、4のみがきちんとしたデータがあるものになります。

では、これらの理由で第5波が急速に収束しえるのか考えてみます。

 

夜間の人出が減少

本当に減少しましたか?

緊急事態宣言中の人出はあまり変わっていませんよね?

ワクチンを打っていない人が行動制限したという理由にしているようですが、まあ仮説です。

少なくとも人出の人数の推移と感染者の推移は関連していないことは明らかです。

 

マスク着用など感染対策が定着

これはむしろ早い段階で既に定着しています。

むしろマスクに嫌気がさして外している人も散見されるようになったぐらいです。

理由になりません。

 

医療ひっ迫などの情報で感染リスクが高い行動を回避

これはどうでしょうか?

少なくとも人出の数が変わっていないのであれば、このような意識はそれほど高くないのではないでしょうか?

関連性は少なそうです。

 

ワクチン接種の進展

ここが議論が分かれるところでしょうね。

確かにワクチン接種率はオリンピック前が20%台だったのに対し、現在では60%台に増えているのは確かです。

ではどのくらいの人がワクチン接種すれば感染拡大が予防できるのか、つまり集団免疫のためにどれぐらいワクチン接種が必要なのか考えてみます。

 

どのくらいの人が免疫を持てば流行が落ち着くのかは、基本再生産数というものを元に計算されます。

流行を予防するのに必要な集団免疫率=(1-1/基本再生産数)×100(%)

 

デルタ株の基本再生産数5~9ぐらいと考えられていますので、

https://www.covid19-yamanaka.com/cont1/43.html

 

流行を予防するのに必要あんワクチン接種率は少なくとも80%から90%ぐらい

となります。

いくらワクチン接種率が増えたといっても、集団免疫を獲得したと考えられる理論値とはかなり開きがあります。

 

しかもこれはワクチンを打てばかからない、つまり感染予防効果が100%という前提の数値とも言えます。

ワクチンによる感染予防効果が低ければ、その分、ワクチン接種率が増えなければなりません。

 

では新型コロナウイルスワクチンの感染予防効果はどうなのか?

これは以前にシンガポールを例に出してデルタ株に対するワクチン効果の実情を説明しました。

結論としては、

新型コロナウイルスワクチンは重症化の予防はできるが、感染予防効果は低い

となります。

 

シンガポールに見るデルタ株に対するワクチンの効果:感染予防と重症化に与える影響は?

 

 

これはシンガポールだけにはとどまりません。

アメリカ合衆国、イギリス、イスラエルなどワクチン接種率が高い国においてもデルタ株は流行しました。

また国内でもブレイクスルー感染(ワクチン接種者における新型コロナウイルス感染)も認められています。

しかもブレイクスルー感染のクラスターが発生している始末です。

 

ワクチン接種率は集団免疫を獲得するには至っていないし、感染予防効果も微妙ということになると、

ワクチン接種の進展が第5波を急速に収束させたとは考えにくい

のです。

 

以上のことから、新型コロナウイルス感染症対策専門委員会が述べた第5波が急速に収束した理由はどれも当てはまりそうにないのです。

専門家委員会というぐらいですから、もう少し妥当性のある理由を考えてほしかったですね。

 

ということで、ここからは私の”独断”と”偏見”で考えた第5波が急速に収束した事実への推測になります。

確認のためにもう一度書きますが、オリンピック前の新型コロナウイルスワクチン接種率は20%台と低いものでした。

またデルタ株に対する予防効果も微妙です。

ですので、ここでは集団免疫はほぼない状態だと考えて話を進めます。

 

ここでデルタ株の特徴を振り返ってみましょう。

デルタ株は感染力が強い水痘と同じぐらいの感染力を持っています。

人類が経験した呼吸器疾患のウイルスで、最大の感染力と言われています。

 

同じ空間に数分一緒に過ごしただけで感染した症例が報告されています。

すれ違っただけで感染したという報告もあります。

どこまで本当かわかりませんが、感染力が凄まじいことだけは間違いありません。

 

一方でデルタ株の致死率はどうでしょう。

先程の図のように、インフルエンザよりは致死率が高いものの、驚くほどの致死率ではありません。

これまでの報告では9割以上の人が新型コロナウイルスに感染しても無症状あるいは軽症で治癒しています。

 

さて、以前にデルタ株でウィズコロナ時代が到来するかもと書きました。

それはデルタ株は感染力は強いが、致死率が低いためです。

 

デルタ株はウィズコロナ時代到来の兆しかもしれない:ワクチン接種と死者数の変化

 

私が予想した方向に物事が進んでいる可能性がありますね。

 

これらのことから、私は次のような推察をしました。

 

日本の人口の8割以上の人が知らず識らず新型コロナウイルス(デルタ株)に感染し、

ほとんどの人が無症状のうちに治癒したため、いつの間にか集団免疫を獲得した

 

のではないかと。

 

先に述べたように感染力は猛烈に強いのです。

マスクや手指消毒などの感染対策は取られていましたが、

空気感染(エアロゾル感染)については否定的な見解が続いてきた

ため、あまり対策されていませんでした。

ですので、感染者数が増加し、空気感染を主として、いつ新型コロナウイルスをもらってきてもおかしくない状況に陥っていたと考えられます。

 

一方で新型コロナウイルスに感染しても無症状あるいは軽症であるケースは多いのです。

症状がないだけで、もしかすると貴方も新型コロナウイルスに感染してしまっている可能性は大いにあります。

 

私は新型コロナウイルスが流行してから風邪症状すらありません。

しかし診療している患者の中に新型コロナウイルス感染者がいましたので、感染していても不思議ではありません(もちろん感染対策はしています)。

実際、新型コロナウイルスのことが明らかになり感染予防対策を行うようになってからも、病院でクラスターが発生するぐらいですからね。

感染力は相当なもののはずです。

 

もし私の推察が正しければ、多くの日本国民は新型コロナウイルスに感染し、免疫を獲得している状態です。

有症状者ではありますが、新型コロナウイルスに感染して獲得した抗体はワクチンで得られた抗体よりも長続きすることが明らかになっています。

となれば、集団免疫はしばらく維持できるのではないかと予想されます。

 

効果的な水際対策がどれほどできるかによるところはありますが、私は小さな波局所的な流行はあるにせよ、

 

半年以上は第6波は来ないと予想

 

しています。

 

医師の6割以上が年内、9割が2022年初頭までに第6波が来ると考えているようです。

果たしてどうなるか?

多くの医師の予想が外れ、私の予想が当たり、ウィズコロナ時代の落ち着いた生活ができることを本当に願っています。

 

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